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2020年 ワークデイ・チャリティオープン
期間:07/09〜07/12 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)

コロナ陽性判定が続くフリッテリら出場 PGAツアーが対応を見直し

◇米国男子◇ワークデイ・チャリティオープン 初日(10日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7456yd(パー72)

新型コロナウイルスの検査で陽性判定されて前週大会を欠場したディラン・フリッテリ(南アフリカ)は、今大会開幕前の検査でも陰性判定にならなかったが、PGAツアーの規則変更で出場が可能となり18ホールをプレーした。「またプレーすることができて本当にうれしい。(陽性反応が出てから)5、6日目はただ何もせずに座っているだけでとても退屈だった」

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ツアーは開幕前日の8日、検査で継続的に陽性反応と診断される選手やキャディへの対応策を見直し、米国疾病予防管理センター(CDC)の職場復帰に関する基準(リターン・トゥ・ワーク)を満たす場合は、ツアー復帰を認めることを発表した。これまで陽性反応が出た選手は無症状かつ24時間以上の間隔を開けた2度の検査で陰性となれば復帰が認められていた。今回の変更では、陽性反応が継続して判定されても(1)薬を使用せずに少なくとも72時間の間は発熱がなく、呼吸器症状にも問題がないこと、(2)最初の徴候から少なくとも10日間が経過していること、以上の条件に当てはまれば出場を許可する。

ツアーのメディカルアドバイザーを務めるトム・ホスペル博士によると、熱など症状がなく10日が経過するとウイルスの活動性や伝染性はなくなるが、継続的に陽性反応が続くことがある。

フリッテリは6日(月)に唾液検査、8日(水)に鼻の粘液検査を行い、いずれも陽性。「(陽性の結果には)正直、驚かなかったんだ。主治医に聞いたら『きみは最大1カ月検査する可能性がある』と言われた。日本に友達がいるんだけど、彼は28日前の検査で(陽性)反応が出てからまだ陰性と出ない。CDCのガイドラインにあるように10日間で(活性化した)ウイルスが消失することは知らなかったよ」

7日時点ではフリッテリは予選ラウンドで松山英樹らとプレーする予定だったが、同じく陽性反応が出たニック・ワトニーデニー・マッカーシーの2人と急きょ同組になった。「クラブハウス内に僕たちが入れる小さな部屋があって、一緒に食事して、くつろいだりしているよ。多くは話してないけど、ニックには検査や何をしていたかを聞いた」とゴルフ場で行動をともにした。

第1ラウンドを終えてフリッテリとマッカーシは1オーバーの89位タイ、ワトニーは5オーバー147位タイ。本来であれば今週は「ジョンディアクラシック」(TPCディアラン・イリノイ州)で、フリッテリはディフェンディングチャンピオンとしてプレーするはずだった。「3人ともいいプレーをして日曜日に最終組にいたらどうなるだろう。とても不思議なシナリオにはなると思う。もし誰かが(感染したと)動揺や不安を抱いても、僕らは同じゴルフ場でゴルフをしている。ゴルフをして家に帰る。僕らに出来るのはただそれだけだ」。あると思っていた日は当たり前ではなかった。

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