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話題の中心にはいつもデシャンボー 物議かもした“科学者”の研究の数々

◇米国男子◇ロケットモーゲージ・クラシック 最終目(5日)◇デトロイトGC(ミシガン州)◇7340yd(パー72)

「デシャンボーの飛距離なんて、ほかのツアープレーヤーには関係ないんだ。お願いだから、PGAツアーはこれ以上セッティングを長くしないでほしい」

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2016-17年シーズンからPGAツアーに参戦しているアン・ビョンフン(韓国)は、肉体改造によって他を圧倒する飛距離を手に入れたブライソン・デシャンボーの優勝を目の当たりにして、SNSへ本音をつづった。

クラブやボールの技術革新、トレーニング理論の深まりによって選手の飛距離が伸び続けるゴルフ界では、道具の規制やコースの伸長といった議論が活発になって久しい。2月上旬にはUSGAとR&Aが「飛距離考察の報告書」という文書を共同でリリースした。報告書は伸び続けてきたコースの総距離について「望ましくない」と指摘する内容だが、特にツアー再開後のデシャンボーのプレーには、明らかに厚みを増した肉体の衝撃度も相まって、懸念を抱く選手もいるようだ。

南メソジスト大で物理学を専攻した自称「ゴルフ科学者」の行動は、折に触れて大きな話題を呼んできた。

ワンレングスアイアン

少年時代からスイング理論に興味を抱き、アイアンの番手によって長さが違うことに疑問を持った。「全てのクラブで同じように構えられれば、より反復性が高まる」とシャフト37.5インチ、ライ角72度でそろえたアイアンを愛用。

サイドサドルパッティング

16年末からカップに正対し、利き手側にパターを構えて打ち出すスタイルにトライ。それに伴って使おうとした、かまぼこ型ヘッドの中心に真っ直ぐシャフトが刺さったパターの使用をUSGAが認めなかった。現在のアームロック式も独特。

分度器じゃなく方位磁石

18年「トラベラーズ選手権」で方位磁石を用いてピン位置を計算する様子が話題に。すでに2年ほど使用も、ゴルフ規則4.3a(認められる、禁止される用具の使用)違反と判定された。「分度器はどこだ?」とヤジを飛ばすギャラリーには「コンパスだよ」と律儀に訂正。

速く歩いてるからOK?

19年「ザ・ノーザントラスト」2日目の8番、2.5mのパットを前に2分以上ラインを読むなどスロープレーに批判が相次いだ。ツアーの基本ルール「1ショット40秒」をオーバーすることもあると認めつつ、「他にも遅い選手がいる」「速く歩いている」と反論。

次は48インチのドライバーか

中断期間中の肉体改造で、すでにトップを走っていた飛距離がさらにスケールアップ。現在ロフトを5.5度に減らしたものを使う1Wについては、ルール適合ギリギリとなるシャフト48インチもテスト。「コントロールできれば、間違いなくバッグに入れるよ」と予告した。

今大会3日目の7番ではバンカーからの3打目をミスショット。思わずクラブで砂をたたいた様子を撮影していた中継局のカメラマンに歩み寄り、「そんなにずっと撮り続ける必要があるのか?」。ラウンド後には「砂をたたいたことは良くなかった。彼も仕事だとわかっているが、みんながいいプレーをしようとしている中で、少しプライバシーを尊重してほしい」と持論を展開していた。

これでツアー中断前から7試合連続トップ10入り。特に再開後は毎試合のように優勝争いに絡み、着々とトッププレーヤーへの階段を上っている。唯一無二のキャラクターに強さが加わり、これからも注目の的となるのは間違いなさそうだ。

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