2020年 ロケットモーゲージ・クラシック

アプローチが池に 松山英樹は後半失速「もうちょっとビビらずに」

2020/07/06 07:50
松山英樹は「11番まではいいプレー」と納得だったが(Stacy Revere/Getty Images)

◇米国男子◇ロケットモーゲージ・クラシック 最終日(5日)◇デトロイトGC(ミシガン州)◇7340yd(パー72)

松山英樹はシーズン再開後の出場2戦目を21位タイで終えた。12アンダーの13位タイから、ロースコアが期待された後半にアプローチでペナルティエリアに入れるミスなどで失速。5バーディ、2ボギー1ダブルボギー「71」と伸ばしきれず、ショットへの好感触とショートゲームへの課題を口にした。

スタート時に7打あった首位との差は、5つ目のバーディを奪った10番で3打まで縮まった。「11番までは良かったが、12番以降はショットにブレもあった」という。2mのチャンスを逃した12番のグリーン上で思わず天を仰ぐと、13番でティショットを大きく左に曲げ、木に当てた2打目を経て4オン。全体がスコアを伸ばし合う展開で手痛いボギーをたたいた。

さらに14番(パー5)でまさかのシーン。グリーン奥からウェッジでの第3打はシャンク気味に、ピンからはるか右に飛び出して池へ。「ライは良かった。いろいろ新たなことをやっている中で…まあ、それは言い訳。そこでしっかり打ち抜く力がなかった」。ダブルボギーで大きく後退した。

カットライン上で予選を通過し、今季5度目のトップ10入りに迫るプレーではあった。3カ月の中断を挟んで、今大会が出場2試合目。「もうちょっとビビらずに。委縮しちゃっている部分がある。それがなくなればよいプレーができると思う」と、試合で状態をトップフォームに戻している過程にある。「(ショットは)ちょっとずつ手応えが出てきた。このままやっていけば。連戦でもっと確かなものを見つけていければという感じです」

次週からオハイオ州ミュアフィールドビレッジGCでの2連戦。コロナ禍で急きょ開催が決まった新規大会の「ザ・ワークデイチャリティオープン」、2014年にツアー初勝利を飾った「ザ・メモリアルトーナメント」が待つ。「ショット力が問われる難しいコース。ただ、上位にいくにはパッティングを考えないといけない。(準備期間に)月、火、水とあるので何か考えたい」。慣れ親しんだ18ホールを堂々と歩きたい。

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