2020年 ロケットモーゲージ・クラシック

終盤6ホールで3バーディ 松山英樹4カ月ぶりの週末へ

2020/07/04 08:56
松山英樹は終盤に巻き返し、週末に進んだ(Leon Halip/Getty Images)

◇米国男子◇ロケットモーゲージ・クラシック 2日目(3日)◇デトロイトGC(ミシガン州)◇7340yd(パー72)

松山英樹がハイレベルなカットラインとの争いを制した。1アンダーの87位タイから6バーディ、2ボギーの「68」で回り、通算5アンダー。2試合連続予選落ちのピンチから、残り6ホールでバーディを3つ決めて巻き返し、55位タイ。新型コロナウイルス感染拡大によるシーズン中断前の3月「アーノルド・パーマー招待」以来となる決勝ラウンド進出を滑り込みで決めた。

カップに嫌われ続けて後半2番、3番といずれも3パットボギー。「(予選を)落ちるんだろうな…と」悪い予感は確かに脳裏をかすめた。続く4番、635ydと最長のパー5で「良いショットがティショット、セカンドと打てた」。5mのバーディパットも沈めてガマン。週末を迎える望みをつないで終盤を迎えた。

絶妙な一打は6番、3Wでの第1打を左ラフに曲げた後にあった。残り218yd、6Iで左サイドの木をかわした2打目は、花道を転がってグリーンの傾斜を伝い、最後は奥の段で戻してピンそば3mに。下りのパットを繊細に流し込んでバーディを奪った。7番(パー5)も2打目を木に当てながら残り70ydを1mにつけ、決勝進出を決める2連続バーディとした。

「良かったり、悪かったり…。ショットはきのうよりは良かったけど、まだ納得できるようなレベルではない。パッティングも何カ所か入ってくれたけど、狙って打って入ったような感じではなくて、打ったら入ったって感じ」

1Wショットが比較的安定し、ドライビングディスタンスは2日間平均322.6yd。フィールド6位につけるが、納得はできないという。「良くなりつつあるけど、本当に信頼していいものなのか、まだ疑問がある。そこが良くなれば自ずと結果は付いてくると思う」

首位のクリス・カークウェブ・シンプソンとは7打差で、ロースコアぞろいのリーダーボードは混戦模様だ。「(週末)2日間で15、16、17(アンダー)くらい行かないと勝てない。まずはあした、良いプレーができるよう頑張りたい」と目標を高く掲げた。

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