2020年 ロケットモーゲージ・クラシック

松山英樹は2戦続けて不満スタート「自信を持って打てれば」

2020/07/03 09:05
ショットの調子は戻らず、2戦続けての出遅れとなった。写真はボギーとした11番パー3のティショット(Gregory Shamus/Getty Images)

◇米国男子◇ロケットモーゲージ・クラシック 初日(2日)◇デトロイトGC(ミシガン州)◇7340yd(パー72)

松山英樹は中盤につまずき、予選通過圏外でスタートした。4バーディ、3ボギーの「71」でスコアの伸ばし合いの展開から出遅れ、1アンダー87位タイ。前回出場した2週前の「RBCヘリテージ」に続き、2日目に巻き返しを求められることになった。

バックスピンで第2打をピンそば1mにつけた前半3番から2連続バーディ。7番(パー5)までにつくった3つの“貯金”をその後、ショットのわずかな乱れで吐き出した。9番(パー3)はグリーン右の深いラフからのアプローチに失敗。ウェッジのヘッドがボールの下をくぐって最初のボギーをたたくと、11番(パー3)では左のバンカーからピンに向かって下るショットを寄せきれず2つ目を喫した。

「不安ながらに打っているショットがミスになった」と、3月のシーズン中断直前の調子には依然としてほど遠い状態が続く。14番(パー5)で直前のボギーを挽回するバウンスバックを見せたが、この日のバーディはこれが最後。最終18番も2m強のパットがカップに嫌われ、「パッティングも悪くはないが、最後もそうだけど、なかなか入ってくれないところで結果につながらなかった」とため息をついた。

早藤将太キャディはマスク姿で松山をサポート(Gregory Shamus/Getty Images)

ツアー再開後2試合目の出場大会へは、自宅のあるフロリダ州オーランドからミシガン州デトロイトまでプライベートジェットで移動した。感染リスクを減らすのが目的だが、参戦を決めるまでは葛藤もあった。「感染者が出てきていることで、エントリーするのを迷った」という。「最善の注意を払いながら、なった(感染した)ときは仕方ないかなと思ってやっている」。早藤将太キャディは終始、フィールドでは数少ないマスク姿でサポートしている。

まずは2試合連続の予選落ちを避けることが課題。「もうちょっと自信を持って打てればな、という感じです。結果が良くなれば自信を持って打てる」。2日目は午前のプレー。ポアナ芝のグリーンもまだ穏やかなはずの午前スタートから挽回したい。

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