米国男子ツアー

米ツアーが大学生に新たな門戸「PGAツアー・ユニバーシティ」

2020/06/06 08:30
昨年の全米アマを制したジョージア工科大学のアンディ・オグルトゥリー。再開初戦となる「チャールズ・シュワブチャレンジ」でPGAツアーデビューが決まっている

米国男子ツアー(PGAツアー)は1日、大学生ゴルファーを対象に、米下部のコーンフェリーツアーと、マッケンジーツアー(PGAツアーカナダ)、PGAツアーラテンアメリカ、PGAツアーチャイナへの道筋を提供する「PGAツアー・ユニバーシティ」制度の設立を発表した。

NCAA(全米大学体育協会)のディビジョン1に所属し、大学で最低4年間プレーした選手を対象としており、大学ゴルフの春シーズン終了(NCAAディビジョン1男子ゴルフ選手権終了/5月末)時点の世界アマチュアランキングと連携した「PGAツアー・ユニバーシティ・ランキングリスト」成績上位者に、各下部ツアーへの出場権が付与される。

同ランキングリストの上位5人は、同年のコーンフェリーツアー出場権と同最終QT出場権、同6位から15位の選手は、PGAツアーカナダ、PGAツアーラテンアメリカ、PGAツアーチャイナの中から希望するツアーの出場権とコーンフェリーツアーのセカンドQT出場権が与えられる。

PGAツアーのコミッショナー、ジェイ・モナハン氏は「(大学で)最低4年間戦う選手を対象とすることで、PGAツアー・ユニバーシティは大学ゴルフを抑制することなく、同時に卒業までに得られる成熟と経験を保証できる」とコメントした。

制度は2021年から導入。これにより、大学のトップゴルファーたちは、卒業と同時に下部コーンフェリーツアーに参戦し、同年のコーンフェリーツアーファイナルズを経由して、最速で翌年にはPGAツアーに出場することが可能となる。