2020年 WGCメキシコ選手権

石川遼はパットに苦しみ低迷 腹痛を「言い訳にしたくない」

2020/02/22 10:05
石川遼はパッティングに苦しんで下位から脱出できず

◇世界選手権シリーズ◇WGCメキシコ選手権 2日目(21日)◇チャプルテペクGC (メキシコ)◇7355yd(パー71)

石川遼はグリーン上の苦労が続き、低迷が続いた。2バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「72」。2日間のストローク・ゲインド・パッティング「-6.380」は全体で71位(出場72人)。通算10オーバーの70位タイで週末を迎える。

打てども、打てども入らない。前半12番でボギーを先行させた石川は、前半17番(パー3)から4mの以内のバーディチャンスを4ホール連続で生かせなかった。ポアナ芝の硬いグリーンに適応できないまま、「きのうよりアイアンショットが多少良くなってチャンスにつけられただけに1オーバーはもったいない」とガックリ。「“ライン違い”だったらまだ読み方で合わせていくことができるんですけど、やっぱりロングパットのタッチがなかなか出ない。言葉にするのも難しい」。初日の大たたきを挽回できなかった。

ホールアウト後「言い訳にしたくない」と突っぱねたが、関係者によると前夜から激しい腹痛に悩まされ、睡眠時間も少なかったという。この日の朝の練習開始も普段より遅かった。実は数人のPGAツアー選手たちとともに、クラブハウス内に設けられた医務室に立ち寄っていたという。「料理がおいしすぎて食べすぎたのかも。辛いのも苦手じゃないんで」と気丈に振る舞ったが、前身の「キャデラック選手権」が開催地を米フロリダからメキシコシティに移動した4年前から、期間中におなかを壊す選手、関係者が毎年多く出ている。

本人はあくまでプレーの内容を嘆いた。スコアも体調がまだ良かった初日のほうが悪かっただけに「まったくゴルフには関係ないと思います」と影響を関連付けるのを嫌った。(メキシコ・メキシコシティ/桂川洋一)

石川遼はバッバ・ワトソンと2日間のプレーをともにした

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