2020年 ジェネシス招待

イーグル発進のウッズ 24と8でコービーを偲ぶ

2020/02/14 12:05
2アンダーで初日を終えたタイガー・ウッズ(David Cannon/Getty Images)

◇米国男子◇ジェネシス招待 初日(13日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)

「皮肉なことだよね」とタイガー・ウッズ。大会初日、スタートホールの1番(パー5)で、「24」フィートのイーグルパットを沈めると、NBAレイカーズの背番号を模したピンフラッグが揺れる「8」番でもバーディを奪った。ともに先月のヘリコプター事故でなくなったNBAのレジェンド、コービー・ブライアント氏が現役時代につけていた背番号だ。

「そんなに(1番の)パットが長かったとは知らなかったけど、そういう2つの数字だったのは皮肉だね。とにかく、何をしても、しばらくはいつもコービーと彼が意味したことを思い出すだろう」と、“ウッズらしい方法”で故人を偲んだ。

だが、4アンダーで折り返した前半とは対照的に、後半は2ボギーの「38」とスコアを落とした。苦しんだのはティショット。前半の7分の6から一転、後半は7分の1へとフェアウェイキープ率は急降下した。

8番ピンフラッグはNBAレイカーズの配色(Harry How/Getty Images)

今週は大会ホスト役も務めている。「今週は少し忙しくて、あまり練習する時間がなかったんだ。初めて練習場に行ったのはきのう、それもプロアマのウォームアップの10分ほど。今朝の練習場で球を操る感覚が戻ってきて、それを18ホール続けようとしたけれど、9ホールしか続かなかった」と、失速の理由にも多少思い当たる節がある。

首位とは5打差。まだ、たっぷり54ホールが残されている。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/今岡涼太)

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