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松山英樹、“焦りと楽観のあいだ”のスコッツデール

◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 事前(28日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

雲ひとつない青空から、じりじりと太陽が照りつける。松山英樹が、過去2度の栄光を勝ち取ったスコッツデールに戻ってきた。月曜の27日は練習のみ、火曜日は昼からアウト9ホールをラウンドし、その後に打撃、アプローチ、パッティングとひと通り。名物16番ホールの巨大スタンドの向こうに陽が沈む頃、松山はようやく練習を切り上げた。

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「きのうも練習場ではすごく仕上がったと思ったし、きょうのラウンドに行く前もそうだった。でも、コースに行って崩れるのは、まだまだ完成度が低いというか、やっていることがちょっと違うのかなって感じがする」。ハーフ9ホールのラウンドだったが、途中から1Wや3Wショットは左へと曲がりだした。「コースでは1球しかないと思って打っている。そこで、ぜんぜん違うスイングになるっていうのは問題だと思う」

スイングの試行錯誤が、あと少しのところまで近づいている手応えはあるという。ラウンド中は正面や後方から動画を撮影して、チェックすることも欠かさない。「なにかきっかけが見つかれば、すぐ良くなるっていう感じのズレだと思うので、そこまで心配していない。でも…」と松山はいう。「悪いのが続き過ぎているので、ちょっと心配な部分はありますね」と、揺れる胸中を打ち明けた。

過去21ラウンドで一度もオーバーパーを打っていないTPCスコッツデールだが、回りやすさはないという。「まあ…過去2回もあまり調子が良くなくて勝っているので、これくらいがちょうどいいのかなって感じながらも、焦りながらやっています」。調子がダイレクトに結果に結びつかないのが、ゴルフ競技の不思議なところ。松山の複雑な心境が伝わってきた。

予選ラウンドのペアリングは、ジャスティン・トーマスジョン・ラーム(スペイン)という注目組。「ふたりとも今年勝っているので、少し(スコアは)離されるかもしれないけど、“負けじ”とね。良い勝負ができるように、きょうとあすで調整したい」と、最後は強い気持ちを武器にして、スコッツデールに立ち向かう。(アリゾナ州スコッツデール/今岡涼太)

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