2020年 ファーマーズインシュランスオープン

チーム体制も充実 小平智は難関トーリーパインズを「攻略したい」

2020/01/22 13:51
練習ラウンドで明るい表情を見せる小平智

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 事前(21日)◇トーリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース(7765yd、パー72)、ノースコース(7258yd、パー72)

ハワイで痛みが出た腰は、一週間のオフをはさんで回復傾向。小平智は「大丈夫です。だいぶ良くなりました」と、開幕前の火曜日には元気な姿で練習ラウンドを行った。

今年から、小平は専属トレーナーの前嶋祐輔氏を帯同している。「もともと体が丈夫なのか痛くならなかったし、重要視していなかった。でも、周りの人にも言われたし、もう30(歳)なので。あとあと後悔したくないし、これから長く選手生活をやるためにっていう感じです」と、身体のケアにも気をつかう新シーズンだ。

今週の舞台トーリーパインズは、「去年、回った中でもトップクラスに難しいコース」という。フェアウェイは狭く、ラフも深い。来年開催の「全米オープン」を前に、サウスコースはバンカー等の改修工事も行われた。さらに「海が近いからか、空気が重い」と普段より飛距離も出ない。「ちゃんとドライバー(ショット)をまっすぐ飛ばさないと勝負にならないので、気をつけたい」と警戒した。

「本当に難しいので、ここで予選通過できたら嬉しいです」と目標設定は高くないが、「ゴルフの調子はずっといい」と、大きな不安を抱えているわけでもない。もう一つプラス要素を加えるとすれば、かつて2年間サンディエゴに在住していた上村朋宏キャディが、このコースで毎日のようにラウンドして、コースを知り尽くしているということか。

「(予選落ちした)去年のリベンジじゃないですけど、攻略したいと思いますね」と意気込んだ。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)

最近の練習では、いつもリラックスしていて楽しそう。
この日は軽めの練習で切り上げた松山英樹。好調の証?

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