感銘を与えている片腕のアマチュアゴルファー、ローレント・ハーツバイスさん（Harry How/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 初日（16日）◇PGAウエスト TPCスタジアムコース 7113yd／ニクラス・トーナメントコース 7159yd／ラ・キンタCC 7060yd（すべてパー72、カリフォルニア州）

プロアマ形式の大会に出場した、生まれつき片腕のアマチュアゴルファー、ローレント・ハーツバイスさんがホールインワンを達成し、「驚異的」と話題を呼んでいる。

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ラ・キンタCCの4番（パー3、151yd）、左手でアイアンを振り抜くとボールはグリーンに着弾。そのまま勢いよくピンに当たってカップに吸い込まれた。

見事、ホールインワンを達成したハーツバイスさんは被っていたキャップを左手で放り投げ、キャディたちとエースを喜んだ。グリーンでカップからボールを拾い上げると、再び力強く左手をあげ、観客の拍手に応えた。

カナダのケベック州・モントリオールの自動車販売店で働くハーツバイスさんは生まれつき右ひじまでしかないが、ホッケーや野球にも親しんできた。11歳からゴルフを始め、飛距離は230ydを誇る。「障がいのある人が私に触発されてスポーツを始めてくれれば、とてもやりがいを感じます」と話した。

同組だった米ツアー2勝のトロイ・メリットは「私がゴルフコースで経験した中で最もクールな出来事だった」と驚きの表情を見せた。