ウッズは選手で白星 主将で劣勢スタート「シナリオのひとつ」
2019/12/12 18:12
◇世界選抜VS米国選抜対抗戦◇プレジデンツカップ 初日(12日)◇ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)◇7055yd(パー71)
プレジデンツカップの歴史でもっとも若い43歳の主将は苦しい船出となった。米国選抜のタイガー・ウッズは選手としてチーム唯一の白星を挙げた一方、主将としては1-4とビハインドを背負った。
ジャスティン・トーマスとのペアでマーク・レイシュマン(オーストラリア)&ホアキン・ニーマン(チリ)組を序盤から圧倒した。1番で1Wショットをグリーン手前まで飛ばし、2打目を80cmに寄せるバーディでまず1アップ。2番もバーディでリードをひろげると、15番までに6バーディを量産。「JT(トーマス)とのコンビでいいスタートが切れた」。自ら決めていたという先鋒起用がはまった。
朝の練習場で副主将のスティーブ・ストリッカーに”譲った”主将の役目を果たすべく、自身のマッチ後はインカムを付けて仲間の試合を鼓舞して回ったが、ことごとく劣勢をはね返せなかった。ラウンドを終えて世界選抜にリードを許すのは2005年以来だが、2日目のフォアサム(1つのボールを交互に打ち、1ホールごとのスコアを競う)のダブルス5マッチも3組はペアを変えない。「いくつかのオプションがある。これはシナリオのひとつだ」と静かに総括した。(オーストラリア・メルボルン/亀山泰宏)