ウッズはショートゲームミスで出遅れ50位 相棒は“キャディ殿堂”に
2019/08/16 10:59
◇米国男子◇BMW選手権 初日(15日)◇メダイナCC(イリノイ州)◇7613yd(パー72)
フェデックスカップポイントランキング38位のタイガー・ウッズは1アンダーの50位タイ(出場69人)と出遅れた。腰回りの故障で前週の「ザ・ノーザントラスト」で途中棄権、前日のプロアマ戦は後半9ホールで長いショットを打たずに調整。18ホールを回りきったが、今大会がシーズンラストゲームとなるピンチを抜け出せずにいる。
1999年と2006年の「全米プロ」で優勝したメダイナCC。1番で2打目をピンそば1mにつけるなど開始3ホールで2バーディを奪いながら、アイアンショット以降が振るわなかった。7ホールでパーオンに失敗。それ以上にウッズは「きょうはグリーン周りからのミスが本当に多かったチップもダメ、パットも決まらなくちゃ、結果的に1アンダーで終わってしまう」とショートゲームの不出来を嘆いた。
不安視された体の状態は「ポジティブだ」という。「わき腹の硬さも感じなかった」。日々、患部のケアに取り組みながら、現在はスイングに修正を加えている最中。「プレーンを少し変えようと、オーガスタ(マスターズ)の時のような感じに戻そうとしている」とフェデックスカップポイントランキング38位で迎えたプレーオフ第2戦で試行錯誤している。
専属キャディを務めるジョー・ラカバが今週、ウェスタンゴルフ協会が主催する“キャディ殿堂”入りを決めた。かつてフレッド・カプルス、ダスティン・ジョンソンらのバッグを担ぎ、2011年からタッグを組んできた相棒を、ウッズは「彼は30年(キャディの)仕事をしてきた。まさにそれが彼の人生だ」と誇る。残りは54ホールもあきらめるわけにはいかない。(イリノイ州メダイナ/桂川洋一)