2019年 ザ・ノーザントラスト

ウッズは午前のコンディション活かせず 出遅れ116位

2019/08/09 09:03
タイガー・ウッズは午前スタートから大きく出遅れた(Jared C. Tilton/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・ノーザントラスト 初日(8日)◇リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)◇7370yd(パー71)

ポイントランキング28位でプレーオフ初戦を迎えたタイガー・ウッズが出遅れた。3バーディ、5ボギー1ダブルボギー「75」をたたき、4オーバーの116位タイ(出場122人、2人棄権)。トップとは13打差といきなり挽回が求められた。

開幕前日の夕方、ニューヨークエリアは嵐だった。プロアマ戦は悪天候を警戒して午後2時に中止され、午後5時過ぎには関係者も会場を出るよう指示。猛烈な雨風は初日のギャラリーの足に影響し、場内整備のため一般オープンは予定の午前7時から2時間以上遅れた。

午前7時43分にスタートしたウッズの周りは普段と異なり、ほとんどが報道関係者。インコースを回った静かな前半につまずいた。バーディとボギーをひとつずつ記録したあと、14番(パー3)で第1打を9Iでグリーン奥のハザードまでオーバーさせ、1罰打を含めて4オン1パットのダブルボギー。観客を引き連れた後半アウトでも取り戻せなかった。

ウッズは前夜の雨の影響で「スコアを伸ばしやすかったはずだ。グリーンもフェアウェイも軟らかく、アグレッシブにプレーできた」と午前中のコースコンディションを振り返った。「良いショットを打てなくてフラストレーションが溜まった。アンダーパーはもちろん、4アンダー、5アンダー、6アンダーと出さなくてはいけなかったのに。違う方に行ってしまった」と肩を落とす。

30人だけが出場権を得る2週後の最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)は昨年、5年ぶりの復活優勝を手にした大会。ディフェンディングチャンピオンが不在になるわけにはいかない。(ニュージャージー州ジャージーシティ/桂川洋一)

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