2019年 KPMG女子PGA選手権

メジャー制覇のハンナ・グリーン 親友で戦友の畑岡も祝福

2019/06/24 11:31
初優勝をメジャータイトルで飾ったハンナ・グリーン(Jerry Holt Star Tribune via Getty Images)

◇海外女子メジャー第3戦◇KPMG女子PGA選手権 最終日(23日)◇ヘーゼルティン・ナショナルGC(ミネソタ州)◇6807yd(パー72)

2019年の女子メジャー第3戦は、最終日に首位から出たオーストラリアの22歳、ハンナ・グリーンが3バーディ、3ボギーの「72」で回り、通算9アンダーとしてツアー初勝利をメジャー大会で飾った。

最終18番では、目の前で1組前のパク・ソンヒョン(韓国)に7mのバーディパットを決められ1打差とされた。グリーンは4Iで放った2打目をバンカーに入れ1.5mのパーパットを残した。大勢のギャラリーが見守る中、「一日の中で最も緊張した」というパットを沈めると涙を流した。「感無量です」とその瞬間を振り返る。

ハンナ・グリーンを祝福するウォーターシャワーの輪の中に畑岡奈紗の姿が(Jamie Squir Getty Images)

大勢の仲間たちからウォーターシャワーで手荒い祝福を受けたが、オージーに交じって畑岡奈紗の姿もあった。アマチュア時代の2016年にポルトガルで開催されたアジア太平洋選抜とヨーロッパ選抜の対抗戦でチームメイトとなり、以降も親交があるという。オーストラリアで行われた合宿では同部屋だったといい、当時19歳のグリーンは畑岡や新垣比菜らとともに第1回大会を制した。

親友の勝利に「嬉しいです。自分も勝てるように頑張ります」と畑岡も笑顔を見せ、トロフィーを掲げる戦友の姿を遠くから見つめていた。(ミネソタ州チャスカ/柴田雄平)

2019年 KPMG女子PGA選手権