2019年 ISPS HANDA オーストラリア女子

“ガッツパー”で締めくくり 原英莉花の米ツアー初ラウンドは「70」

2019/02/14 17:59
初日は2アンダーと上々のスタート。このまま上位争いに加われるか?

◇米国女子◇ISPSハンダ オーストラリア女子オープン 初日(14日)◇ザ・グランジGC (オーストラリア)◇6648yd(パー72)

初めての米ツアーは「久しぶりに緊張しました」と原英莉花。「でも、ウキウキして心臓が上にある感じ」と、出だしの1番ホールをパーで切り抜けて以降、はつらつとプレーし、3バーディ、1ボギーの2アンダー「70」とした。最終ホールは5mのパーパットをねじ込んで力強いガッツポーズ。17位スタートに「上出来だと思います」と笑顔を見せた。

午前スタートのこの日、練習ラウンドで吹きつけた強風は鳴りを潜め、穏やかなコンディションとなった。3番でバーディを先行させると、4番こそエッジから3パットのボギーとしたが、「バンカーショットの調子がいいので、2打目にプレッシャーが掛からずに打てている」と、以降はノーボギーで2つのバーディを追加した。

今週は3本のサンドウェッジを持ち込んでいる。以前はヘッドの重い「D7」バランスを使っていたが、今回は昨年末から使い始めた「D3」をチョイスした。それでも、米ツアーの選手たちを見ていると、まだ違いがある。「私は上からたたいてしまうので、1バウンド目が(前に)行ってしまう。こっちの選手は『シャッ』って(払うように)打ってダウンヒルでも止めている。100yd以内で止められるショットを打ちたいので、そこは気になりましたね」と、ラウンド中も技を盗もうと目を光らせている。

米ツアーのデビュー初日の結果としては満足だ。「あすにつながった1日かなと思う。明日も頑張りたいですね」とうなずいた。一方で、初めての米ツアーで驚いたこともある。「一緒に回っている人の足が長くて、背が高い!びっくりしました(笑)」と、身長173センチの原ですら、欧米人の体格の良さには目を見張っていた。(オーストラリア・グランジ/今岡涼太)

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