2017年 KPMG女子PGA選手権

雷雲接近 野村敏京&横峯さくらは1ホールを2日目に持ち越し

2017/06/30 15:00
1ホールを翌日に持ち越した野村敏京は淡々としていた

◇海外女子メジャー第2戦◇KPMG女子PGA選手権 初日(29日)◇オリンピアフィールズCC(イリノイ州)◇6588yd(パー71)

コース上空に雷雲が接近した影響で、午後7時1分に中断に入り、第1ラウンドはそのまま2日目に持ち越された。日本勢は午後2時以降にスタートした野村敏京が1オーバー暫定61位タイ、横峯さくらが5オーバー121位タイで、ともに最終9ホールのプレーを残した。30日(金)の午前7時45分に再開される。

分厚い雲に覆われた夕方の空は終始、薄暗かった。インから出た野村は前半16番から2連続ボギーをたたいた直後に、18番(パー5)で2打目をグリーン左ラフまで運んでバーディ。後半アウトは3番でグリーン手前からのアプローチを寄せきれずにボギーをたたき、その後はなかなかショットでチャンスを作れなかった。

9番ホールで第1打を放つ直前に中断のホーンが鳴り、クラブハウスに引き上げたところで順延が決まった。「終わったらいいなと思っていたけれど、分かっていたことなんで。あしたも元々早い(午前の)スタートだったから」と当初から夕方の悪天候を予想し、変則スケジュールを覚悟していた。

自身のショットの状態に関しては「きょうは運がなかったですね。大きく跳ねたり、少しラフに入ったり…。運は、私は調整できない。ボールが跳ねるところまでは分かりません」と口元に笑みを浮かべて淡々と話した。

野村のひとつ前の組でプレーしている横峯さくらは、3mのバーディパットを残して中断に入った。(イリノイ州オリンピアフィールズ/桂川洋一)

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