2016年 サイム・ダービーLPGA

腰痛不安の宮里藍 18ホール完走にホッと一息

2016/10/27 19:59
腰痛の影響が不安視されていた宮里藍だったが、30位タイで18ホールを完走した(Stanley Chou /Getty Images)

◇米国女子◇サイム・ダービーLPGAマレーシア 初日(27日)◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6260yd(パー71)

「18ホールを回れてホッとしています」。腰痛を理由に、宮里藍が「ハナバンク選手権」の初日スタート前に急きょ棄権をしたのが2週間前のこと。マレーシア大会初日を3バーディ、3ボギーのイーブンパー「71」、30位タイで滑り出した成績以上に、無事に初日を完走できたことを喜んだ。

前週は静養に努めたものの痛みは完全には消えず、開幕前日になっても腰に違和感を訴えていた宮里。不安を抱えながらのティオフとなったが「中盤にちょっと(腰が)張ることもあったけど、18ホールを終えても、まだまだ回れる感じ」と、プレーへの不安が少しずつ取り除かれていることが宮里の表情を明るくする。

ラウンドの内容に関しても、「ラインと読みが合ってくれれば入ってくれる」というグリーン上のプレーに及第点。「中盤に落とすところもあったけど、5mくらいのパットがポン、ポンと入って流れが良かった」とパットのフィーリングは良さそうだ。

「スコアが出ているので自分も伸ばさないといけないけど、腰とうまく折り合いをつけながら、あまり欲張らずにプレーしたい」。油断が大敵であることは、米ツアー11年目の31歳はしっかりと心得ている。

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