2016年 ザ・エビアン選手権

野村敏京&宮里美香 ともにダボから挽回

2016/09/18 10:20
ダボによる中盤の失速も「それがゴルフ」。8位で最終日に進んだ野村敏京 ※16年「全英リコー女子OP」撮影

◇海外女子メジャー◇エビアン選手権 3日目(17日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6470yd(パー71)

野村敏京が4バーディ、1ダブルボギーで回り、2日連続の「69」をマークした。通算7アンダーは前日の11位から8位に浮上し、目標としていたトップ5入りに向け後半の巻き返しが光った。

2バーディを決めて迎えた12番、野村は1Wショットをひっかけ、左の林に打ち込んでOBとした。勢いづきたい中盤のダブルボギーだったが「それもゴルフですから。まだホールも残っていたので、そんなに気にしていなかった」と意に介さずプレーを続け、15番(パー5)では2オンからバーディ。さらに16番では6mの大きなスライスラインを流し込み、連続バーディを決めた。

スイスとの国境に近いエビアンの空は曇天。「あしたの天気も良くなく雨予報。でも、きょうのプレーが良かったので、あしたも楽しくプレーできれば良いスコアで終われそう。スコアを考えずに自分のゴルフに集中して楽しくやりたい」。トップとは12打差となったが、姿勢は前向きだ。

2日目の「66」で17位に浮上した宮里美香は順位を動かせなかったが、痛いダブルボギーから挽回した。5番(パー3)ティショットを池に入れるダボで後退し、チャンスに恵まれないままフロントナインを終了。5mを沈めた13番(パー5)で最初のバーディを決めた。「それまでに良いパーセーブをしていたので、うれしかった」と笑顔を見せると、続く14番(パー3)では第1打をグリーン左からの傾斜を使ってピンそば2mにつけ、15番(パー5)で3連続バーディを決めた。

「きょうは(状態が)悪い中で伸ばせたのはあしたにつながる。グリーンもフェアウェイも軟らかいのでうまく攻略すれば、きのうみたいなスコアも出る。1打、1打大事に、良い集中力でやりたい」と2日続けてのアンダーパーに及第点をつけた。

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