2016年 全英リコー女子オープン

強風が恋しい 宮里美香は林間コースに「全英っぽくない」

2016/07/27 07:33
「全英」では珍しい林間コースに難色を示す宮里美香。優勝スコアを「2桁ちょうどくらい」と予想

海外女子メジャー「全英リコー女子オープン」は28日(木)にイングランドのウォーバーンGCで開幕する。宮里美香は26日(火)のプロアマ戦で、18ホールを入念にチェック。初めて回ったコースに「ぜんぜん、全英っぽくない」と苦笑いを浮かべた。

今年の舞台は木々に囲まれる林間コース。フェアウェイが狭く、同じく米国を主戦場とする宮里藍野村敏京も「(米国の)東海岸のコースに似ている」と口を揃えた。カギとなるのがグリーンの攻略。傾斜が激しく、ボールが止まりにくい。宮里美は「パットよりも、いかにカップ近くに(ボールを)止めるかが大事」とショットの正確性を重要視した。

例年、強風が吹き荒れ、多くの選手たちを苦しめるリンクスコースとは趣が異なる。慣れたコースに似ていることで、プレーがしやすいと思いきや、その表情はなかなか冴えなかった。「全英ではリンクスの経験しかない」――

2009年の初出場以降、大会との相性は悪くない。過去7度の出場で4回トップ15に入った。強風が吹き荒れるターンベリーで行われた前年は、首位と2打差の4位で最終日を迎えるなど優勝争いを繰りひろげ7位に。「むしろ、風が吹いて欲しい」。思わず、笑いながら本音をこぼした。(イングランド・ウォーバーン/林洋平)

2016年 全英リコー女子オープン