2016年 全米女子オープン

飛ばし屋有利?「そう思う」 渡邉彩香のロード・トゥ・リオ

2016/07/06 13:53
1Wショットを中心に攻略ルートを探る渡邉彩香

2016年のメジャー第3戦「全米女子オープン」は7日(木)、カリフォルニア州のコーデバルGCで開幕する。9人が出る日本勢で最後に出場権を手にしたのは、8月の「リオデジャネイロ五輪」出場を狙う渡邉彩香だ。

開催当週の世界ランキング50位以内の出場資格。前週45位だった渡邉は3日(日)に日本を発った。同日、米国入りした時点でも出場権は確定しないまま。米国女子ツアー「キャンビア ポートランドクラシック」の行方次第では無駄足になる可能性があったが、その夜には最新ランク46位と発表され、吉報にひと安心。4日(月)から開催コースで練習を開始した。

リオ五輪代表選手は今大会終了後に決まる。2枠を与えられる見込みの日本は野村敏京に次ぐ2番手争いが熾烈で、渡邉は世界ランク41位の大山志保、45位の宮里美香を僅差で追っている。

「リオを意識はしないようにしても、してしまうもの。『出たい』と思ってやってきた。それもちゃんと認めてやりたい。(五輪を)意識してきて、ランキングもここまで来られた」と背中にかかるプレッシャーにも前向きだ。「意識した中で自分がどういうプレーができるか、というのは、もし行けなくてもこれからにつながる」

チェックした18ホールは、飛距離の出る選手に有利という見方が多い。「そう思います」と渡邉も言った。

「フェアウェイが広くて、1Wを使えるホールが多い。すごく回りやすい。(ティから)230yd、240ydのフェアウェイバンカーの上に(自分なら)1Wを打っていける。奥のバンカーには届かないけれど、手前のバンカーは越えるというホールが多い。ストレスなくやれそう」。

開幕2日前の5日(火)には、テレビ解説を務める村口史子からアプローチショットのヒントも得た。特長を活かせるコースで、自信を持って1Wを振り切る。(カリフォルニア州サンマーティン/桂川洋一)

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