前週14位が今季ベストの横峯さくら 米ツアー2年目に「納得していない」
海外女子メジャー第2戦「KPMG女子PGA選手権」は9日、アメリカ西海岸のワシントン州で開幕する。横峯さくらは開幕前日になって、初めて会場のサハリーCCを練習ラウンド。「しっかり耐えるゴルフが要求される」とメジャーセッティングに気を引き締めた。
前週に東海岸のニュージャージー州で行われた「ショップライトLPGAクラシックby Acer」で今季自己ベストの14位フィニッシュ。今週は西海岸での開催のため、5日(日)夜のうちの移動を図ったが、飛行機が遅れて到着は6日(月)の朝になった。7日(火)はプロアマのメンバーから漏れてラウンドできず、8日(水)までコースチェックがずれ込んだ。
サハリーCCは背の高いヒマラヤ杉がホールを隔てる林間コース。「ティショットでプレッシャーが掛かるホールがたくさんある。フェアウェイに置くことが大事」が18ホールをプレーした印象。「私自身はフェードを打ちたいけど、逆球が出たりする。でも逆球でも許容範囲に収まっていればいい」と自身の状態も加味して、ある程度のミスは受け入れながら戦っていくつもりだ。
米フル参戦2年目の今季はここまで、先週の14位が最高位。「納得は全然していないです」と、もどかしい戦いが続いている。「悪くはないけど、凡ミスがあって上位にいけていない状態。初日に3アンダーが出たと思ったら、次の日はオーバーパーを打ったりして波がある。その波を少しでも縮めることが私の課題」と現状を把握している。
女子は7月11日のリオデジャネイロ五輪出場選手決定前に、ビッグポイントの発生する海外メジャーが今大会を含め2試合ある。現在、2人の出場が見込まれる日本代表争いで、横峯は日本勢8番手。好成績を残せれば、一気のジャンプアップも見込まれるが、まだ先は見ない。「明日から始まるので、まずはそこに集中したい」と雑音を振り払った。(ワシントン州サマミッシュ/今岡涼太)