3打差発進の宮里美香 終盤4ホールで3バーディの意地
2015/05/30 08:45
米国女子ツアー「ショップライトLPGAクラシックby Acer」が29日(金)、ニュージャージー州のストックトンシービューホテル&GC ベイコースで開幕。出場4人の日本勢の中で宮里美香が最高位でスタートした。6バーディ、4ボギーの「69」(パー71)をマークして2アンダー、首位とは3打差の15位タイと上々の滑り出しだ。
スタートホールの10番で2打目をピンそば30cmにつけていきなりバーディ。その後は「寄せられるライにいたのにボギーにしたケースが多かった」とグリーン周りからのアプローチに苦労して、出入りの激しい展開を自ら招いた。パーオンを逃したのはわずか4ホールだったが、そのすべてでパーセーブを逃した。
意地を見せたのは1オーバーまで落として迎えた終盤。6番で6mのバーディパットを沈めると、7番でカップ右から2m、最終9番では奥から2mのチャンスを活かした。シーサイドコースのグリーンは時間の経過とともに荒れたが「すごい方向にボールが跳ねたりして、強めに打っていった。(外れたら)怖いですよね…(笑)」と、アグレッシブにカップを攻め込んで見事なバウンスバック。「上がり4つで3つバーディを獲れたのは大きい」と笑った。
日本開催の「LPGAジャパンクラシック」を含めて米ツアーでは年間3試合しかない3日間大会。初日から強く気持ちを持って、出遅れをしっかり回避した。「ここは(アンダーも)1つと2つではだいぶ違う。ひとつでも獲れたのはいいこと。初日としてはいい滑り出し」。2日目は午前7時のトップスタート。「早く寝ます!」と翌朝に備えた。(ニュージャージー州ギャロウェイ/桂川洋一)