2年ぶり出場の原江里菜、余力を残して開幕へ
2014/07/10 04:20
今季の国内女子ツアーで5度のトップ10(うち4回はトップ5)を記録し、賞金ランキング5位につける原江里菜が、2年ぶり2度目の「全英リコー女子オープン」に挑戦する。開幕前日は1番から14番ホールまでをラウンドし、「状態はいい」と自信を見せた。
当初は9ホールで終える予定だったが、「風の感じとか、納得できなかった」とさらに5ホールを追加した。「思っていたより(風で球を)持っていかれたりというのがあった」というのがその理由。「試合が始まれば疲れるのは知っているし、疲れた状態で行く方が、(コースを)知らないことよりも良くないのでセーブしました」と、余力を残して最後の準備を整えた。
2年前のロイヤルリバプールでは、徹底的にバンカー手前に刻む作戦で予選通過を果たしたが、今週はバンカーを避けながらもよりアグレッシブなマネジメントを想定している。裏を返せば、それだけショットの手応えが戻ってきているということだろう。
「ボギーは仕方ないと思う。自分の決めたマネジメントをしっかりやって、その状況でハードルを上げたり下げたりしながら、とにかくダボを打たないようにやっていきたい。バーディは簡単に出ないと思うので、ダボを打たない方がスコアメイクに繋がると思うので」。
目標は「最低4日間回ること」。スランプの辛い時期も乗り越えてきただけに、我慢のゴルフはお手のものだ。(英国サウスポート/今岡涼太)