2014年 全英リコー女子オープン

森田理香子はウィと同組 刻み優先で攻略なるか?

2014/07/09 08:53
ホステスプロとして、自身2度目の「全英リコー女子オープン」に挑む森田理香子 (撮影:Shizuka Minami)(「Pentax K-3」にて撮影)

イングランドにあるロイヤルバークデールで10日(木)から開幕する海外メジャー「全英リコー女子オープン」を控え、火曜日にプロアマ戦が行われた。所属先が冠スポンサーで、今大会にホステスプロとして出場する森田理香子は8時ちょうどに1番からティオフした。

リンクスコースはまだその厳しさを現さない。小雨がぱらついたものの、風のほとんど吹かない中でのラウンドとなったこの日、森田は4バーディ4ボギーの「72」。ティショットは約半数のホールでドライバー以外のクラブを握り、バンカーを避け、深いラフに警戒しながら、波打つグリーンを攻略していった。

「(ティショットを)刻むとセカンドが長くなるけど、それは仕方ないと思ってやるしかない」。各選手が口を揃えるのは、ティショットの難しさ。4年前にこの地で行われた大会時よりもラフは長く、そこに打ち込めば「打てるところに出すのが精一杯」という状況。地面の固さと、いまだ未知数の風が吹いたときに、どこまでフェアウェイに置けるかが、勝負の分かれ目となりそうだ。

日曜日に現地入りして、月曜日、そしてこの日と18ホールずつを消化した。「フェアウェイからならスピンも掛かるし、安全に行った方がいい。それは年間通じてやっていること」と森田は言う。「調子は悪くないので、もっと良いスコアで回りたかった」と話す言葉に手応えの良さがうかがえた。

この日発表された予選ラウンドのペアリングでは、「全米女子オープン」覇者のミッシェル・ウィと、サンドラ・ガル(ドイツ)と同組になることが分かった。「なんとも思わない(笑)」と笑いながらも、「(ウィは)全米オープンに勝っているし、近くで見られるので勉強したい」と付け加えることも忘れなかった。コースに出れば自分との戦いが最優先。「持てる力を一生懸命出せるように頑張りたい」と2日後の開幕を見据えた。(英国サウスポート/今岡涼太)

2014年 全英リコー女子オープン