2014年 全英リコー女子オープン

藍、連日の好天に不満「思うような練習が出来ていない」

2014/07/09 06:15
宮里藍にとっては11度目の全英オープン。やるべきことは明確だ。 (撮影:Shizuka Minami)(「Pentax K-3」にて撮影)

今年で11年連続11度目の出場となる「全英リコー女子オープン」。宮里藍にとっては一番慣れ親しんだメジャー大会が、2日後の10日(木)にイングランドにあるロイヤルバークデールで開幕する。

この日はプロアマ戦に出場し、前日に続いて18ホールをラウンドした。「今日は凪に等しい風。4年前はすごく風が強かったので、思うような練習は出来ていないですね」と苦笑いを浮かべた宮里。残り1日となった練習日に望むのは、「風と、出来れば雨が降って欲しい」という“全英らしい”難コンディションだ。

ロイヤルバークデールの3番ホールは、373ヤードのパー4。この日、宮里はティショットを3Wで左右にあるフェアウェイバンカー(左はティから227ヤード、右は同231ヤード)の手前に刻み、セカンドの距離が残り過ぎた。「(空気が)湿度を含んで飛ばなかったし、フェアウェイもやわらかくなっていた。そういう1つ1つが経験になる。朝のうちは、雨が降ってよかったと思う」。そんな細かい情報を積み重ねて、本番へとイメージを膨らませていく。

2週前の「ウォルマート NW アーカンソー選手権 by P&G」を、「ショットは今季一番良かった」と振り返った宮里。「たぶん、20個くらいバーディチャンスはあったけど、3つしか決められなかった。それじゃ全然足りないので…」。結局予選落ちに終わったが、今週もショットの好感触は引き続きキープしている。そしてグリーン上においても「思うようなストロークが出来ているし、パッティングの状態もいいと思う」と期待。4年前に同地で行われた大会では9位タイに入った。その2つがかみ合えば、上位進出の可能性もあるだろう。(英国サウスポート/今岡涼太)

2014年 全英リコー女子オープン