2014年 クラフトナビスコ選手権

2オーバー46位発進の宮里美香 「得した気分!」

2014/04/04 11:20
粘りのプレーで18ホールを完走。46位タイは日本勢最上位で終えた宮里美香

今季メジャー初戦「クラフトナビスコ選手権」の初日、7時50分に1番からスタートした宮里美香が2バーディ、4ボギーの2オーバー「74」で回り、46位タイで日本勢最上位となった。

1番で2打目をグリーン手前のバンカーに入れると、3打目はピンを2メートルオーバー。下りのデリケートなラインを読み切れずボギー発進となった。しかし、3番ではバンカー越えのアプローチをロブショットでピン1メートルに寄せ、粘りのパーセーブ。続く4番では2打目をピン奥2メートルに寄せ、今度は下りのラインをしっかりと読み切ってバーディを奪い返した。

ところが、その後はティショットが右に曲がる場面が多く見られ、アイアンショットもピンそばに付かず我慢のゴルフを強いられた。後半の16番で4つ目のボギーをたたき3オーバーに後退。しかし、最終18番(パー5)は8メートルのバーディパットを沈めて笑顔でのホールアウトとなった。

「ショットがブレていたので凌いで、最後のバーディパットですっきりしました」。耐えるゴルフに精神的には疲労こんぱいともらすが、バーディフィニッシュに頬を緩ませた。「やっと入ったって感じですね。入ってくれたので得した気分です」。

最後まで耐えられたことには宮里自身も及第点。「アプローチが良かったからです。バンカーからのサンドセーブ率を上げようと、練習してきた甲斐がありました。特にメジャーではショートゲームが大事だということを改めて思い知らされました」と、難度が高いタフなメジャーセッティングで、オフに取り組んできた成果の手応えを深めた。

「これからショットの修正をして明日に備えます。とにかく最後のバーディが明日に繋がってくれると思う」。明日の2日目、まずは予選通過を果たすことが最低限の目標となる。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/本橋英治)

2014年 クラフトナビスコ選手権