2014年 クラフトナビスコ選手権

連覇を狙う朴仁妃は、メジャー意識を抑えて戦う

2014/04/03 11:06
世界ナンバー1でもメジャーとなると平常心で戦うことが難しいという

昨年の米国女子ツアーで、今大会「クラフトナビスコ選手権」をはじめ、「ウェグマンズLPGA選手権」、「全米女子オープン」とメジャー大会3連勝を果たした朴仁妃(韓国)が2日(水)、連覇へ向けて最終調整。公式会見では意気込むこともなく至って冷静な態度をみせた。

「昨年は序盤から優勝をすることができましたが、今の方がショットの安定度は高いです。昨年数多く(6勝)勝てたのはパッティングの調子が良かったからです。今年はここまで4試合に出て、全てでトップ10入りができていますので、ショットの調子自体はすごく良いですね」。

今季はまだ優勝こそないが、初戦の2位を皮切りに4位、10位、6位と上位で戦えていることには満足しているようだ。

大会連覇を狙う世界ランク1位の朴が、優勝候補の筆頭に挙げられることは間違いがない。しかし、当の朴は「メジャーということを意識せず、ツアーの中の1つの試合という感覚で試合に挑みたいです」と謙虚に話す。

昨年のメジャー3連勝後に「全英リコー女子オープン」で42位、メジャー最終戦の「ザ・エビアン選手権」では67位と周囲の期待を裏切る結果に終わったことは、少なからず今回の控えめな姿勢につながっている。「メジャーで3試合に勝った後、意識し過ぎてしまった。勝ちたいという思いが先行してしまい良い結果を出すことができなかったので」。

精神面でのコントロールができなかった反省を生かし、どんなプレーを見せるか?注目の今季メジャー初戦だ。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/本橋英治)

2014年 クラフトナビスコ選手権