2014年 キア・クラシック

初勝利なるか 上原彩子「明日もガンガン伸ばしたい」

2014/03/30 11:18
米ツアー初勝利へ首位に2打差のチャンス。上原が3位に浮上した※画像はHSBC女子チャンピオンズ撮影

米国女子ツアー「キアクラシック」の3日目に、5バーディ「67」をマークして通算8アンダーの3位タイに浮上した上原彩子。「ノーボギーだし、パターも良かったです」と今季取り込んでいるパッティングのストロークで好感触を掴み、首位とは2打差と逆転優勝を狙える位置につけた。

気温が21度まで上がり、過ごしやすい1日となった3日目。1番で2打目をピンの手前70センチにつけてバーディ発進した上原は、5番でも3メートルのバーディチャンスをしっかりと決めた。後半に入っても10番で上り5メートルのバーディパットを沈め、15番はグリーン左奥のラフから15メートルのアプローチが直接カップイン。

さらに16番はティグラウンドが予選ラウンドよりも前に設置され、285ヤードのパー4に。ドライバーを手にした上原は1オンに成功した。「まさかピンをオーバーするとは思いませんでした」と、パー4での1オンには自身も驚いたが、16メートルのイーグルパットを1メートルに寄せて難なく連続バーディとした。

「チャンスのところでしっかり取ってこうと思ってプレーしていた。そういう所も出来ていたと思うし、凄く楽しみながら3日目をラウンドできた」と、会心のラウンドに言葉も弾む。それでも17番でカラーから4メートルのナイスパーセーブを振り返り「危ないパーだったので、明日はないように修正して挑みたいと思います」と気を引き締めるのも忘れない。

初勝利のかかる最終日に向けて「3日目を終わってこの位置に入られるのも、自分の中で楽しみ。みんなビックスコアを出してくる感じじゃないですか。明日もガンガン伸ばしていけるように頑張りたいです」と意気込む上原。この日の5バーディでは満ち足りない。

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