2014年 キア・クラシック

有村智恵は2週連続予選落ち メジャー初戦へ「不安しかない」

2014/03/29 13:25
日本勢でただ1人、予選落ちを喫した有村智恵。とりわけパットへの悩みは深い ※ホンダ LPGAタイランド撮影

米国カリフォルニア州で開催の米国女子ツアー「キア・クラシック」2日目。4人が出場した日本勢のうち、宮里藍上原彩子は15位、野村敏京は50位で決勝ラウンドに駒を進めた一方、有村智恵は初日の出遅れを取り戻せず、98位で2試合連続の予選落ちを喫した。

2月の自身初戦「ホンダ LPGAタイランド」から3試合を消化し、ショット、パットともに不安定な状態が続く有村。今週も、初日はショット、2日目はパットと日替わりで不調に陥り、最後まで噛み合うことがなかった。その中でも、通じて足かせとなっているのは「本当にひどい状態」というショートパット。最後の1打が入らないのでは、スコアメイクがまとまるはずもない。

次週のメジャー今季初戦「クラフトナビスコ選手権」に向け今週で弾みをつけたかったが、「正直、不安しかない」とポジティブな言葉はない。「とにかく、目の前の事をしっかりやっていくしかない。とにかく気持ちだけは、常に上を向いてやっていきたい」と、自らを鼓舞するのがやっとの状態だ。

来月には地元・熊本県で開催の日本ツアー「KKT杯バンテリンレディスオープン」への出場を予定しており、次週のメジャー終了後に一時帰国する。「不安はいっぱいだけど・・・色々なものを収集して、出来るだけ結果を残したい」と、日本ツアーにおいても“優勝”の2文字は、今の有村からは遠い目標の様子。大事な試合が続く中、結果と自信を得るための模索は続く。

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