K.ウェブ、大好きなシンガポールで首位発進 失格騒動もサラリ
2014/02/27 19:12
シンガポールのセントーサGCで米国女子ツアー「HSBC女子チャンピオンズ」が開幕し、カリー・ウェブ(オーストラリア)が6バーディ、ノーボギーで回り、6アンダー単独首位で飛び出した。2週間前の「ISPSハンダオーストラリアン女子オープン」で早々に今季1勝を挙げるなど、好調の流れは今週も継続中だ。
「このコースはすごくトリッキーなので、ティショットの落とし所と、チャレンジングなアイアンショットが必要になる。私のゲームプランを信じて、良いスタートを切ることができたわ」。
今大会は2011年に制しているが、同じシンガポールながら別コースのタナ・メラGC。昨年から移ったセントーサでも、大会との関係は良好だ。「ここに来るのはいつも楽しみ。素晴らしい街だし、食事も美味しいし、今週は(毎日)全て違うものを食べることにトライしているの。それにシンガポールにはオーストラリア人が多いから、いつもたくさんのファンがいることも楽しめる要因ね」と、シンガポールの居心地の良さも発奮材料の1つとなっている。
ところでウェブは、今季初優勝の前週に出場した欧州女子ツアーで、2日目に過少申告による失格の憂き目を味わった。ベテランのウェブらしからぬ失態に、その後もインタビュー等で話題に上がることも多い。記者からはこの日も「フラッシュバックのように蘇らないかい?」という質問が飛んだが、「あれ以来、アテストテントから出るのに苦労しているわ。今日も(ホールアウト後の)インタビューで“66に満足しているわ”と言う前に、スコアカードを確認したかったぐらい」と、ジョークを交じりの笑顔でかわした。(シンガポール・セントーサ島/塚田達也)