2013年 ザ・エビアン選手権

宮里藍はグリーン上で苦戦 3パット4回で85位発進

2013/09/14 06:56
この日35パット。85位タイと大きく出遅れた宮里藍

順延になっていた海外メジャー最終戦「ザ・エビアン選手権」が13日(金)、フランスのエビアンリゾートGCで開幕。前身大会「エビアンマスターズ」を2009年、11年と2度制している宮里藍は、1日を通してグリーンに苦戦。2バーディ、6ボギーの「75」で第1ラウンドを終え、首位に10打差の4オーバー85位タイと大きく出遅れた。

降雨で中止になった初日とは一転し、抜けるような青空に恵まれた。しかし、宮里の表情は曇る一方だった。好調なショットが、最後の1打でバーディに結びつかない。スタートホールの1番から5番まで全てパーオンするも、バーディパットがことごとくカップを逸れた。「狙ったラインには打てているけど、強弱の問題。グリーンのスピードがまったく合わなかった」。

そして、6番の3パットボギーから流れが大きく傾く。後半の11番、16番、さらに17番と立て続けに3パットボギー。この日35パットを叩き、「私の平均パット数は29ぐらいなので、その分の4オーバー」と苦笑で振り返るしかないプレー内容となった。

難度の高い最終18番をチップインバーディで締め、最後の最後にようやく見せ場を作ったが、メジャー初勝利へ向けて厳しいスタートであることに変わりはない。「パットは狙ったところには打てているし、あまり深く考えないように。明日も自分のプレーをするだけです」。思い出の地エビアンで、懸命に前を向いた。(フランス・エビアン/塚田達也)

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