2013年 全英リコー女子オープン

「本当にいろんなことがあった」宮里藍、6年ぶりの聖地に感慨

2013/07/31 09:01
6年ぶりにセントアンドリュースに戻ってきた宮里藍。この日はピアとリンと共に練習ラウンド

「全米女子オープン」から5週間ぶりのツアー参戦となる宮里藍。その間は、両親とニューヨークへ立ち寄り、日本にも一時帰国。さらには、コーチであるピア・ニールソンとリン・マリオットの自宅のあるスウェーデンも訪れて「体力的にも精神的にも良い休みが取れて、なんの疲労もストレスもなく入れています」と、万全の状態だ。

07年ぶりにゴルフの聖地へと戻ってきた「全英リコー女子オープン」。前回大会では、17番ホールの右サイドにあるオールドコースホテルに2球続けてOBを打ち込み、その後に深刻なスランプへと突入した。「この6年間、本当にいろんなことがありました。でも、こんなに早く戻って来られるとは思わなかった。毎年、当たり前のように出ていたけど、出られることが当たり前じゃないんだと改めて感じることが出来ています」と、笑顔を見せた。

スランプからの復活について、「(要因は)いっぱいありますけど、ビジョン54の存在は凄く大きいと思う」と宮里は言う。「前回のこの大会で初めて教えて貰って、それから6年が経って・・・。彼女たちの教え無しには今の自分はありえないし、やればやるほど自分のことを良く知れるし、ゴルフの基盤が強くなっていると思います」。

自身初のメジャータイトルへ向けて、「前回より自分のゴルフができそうな感じもあるし、同時に難しいコース、やっぱり手強いなという感じもあります」と気を引き締める。「ティショットでもセカンドでもブラインドになるホールが多い。グリーンも大きいのでピンポジションによってはイメージがぼやけやすい。スコアメイクの鍵はパターかな」。

今年で10年連続10度目の出場となる「全英リコー女子オープン」。過去4度のトップ10入りを誇る大会で、宮里の挑戦が幕を開ける。(英国セントアンドリュース/今岡涼太)

2013年 全英リコー女子オープン