宮里藍、81位タイと出遅れ「自分を信じるしかない」

米国女子ツアーの今季メジャー第3戦「全米女子オープン」に、2005年から9年連続9度目の挑戦となった宮里藍。2009年、11年に6位タイに入ったが、未だ優勝争いに絡んだことがない。ツアー通算10勝目をメジャーで果たしたいところだが、今年は初日から首位と10打差の81位タイと出遅れてしまった。

10番からスタートした宮里は13番パー5での第3打、複雑な傾斜のグリーンに対しピン1.5メートルに寄せてバーディを先行した。しかし、続く14番をボギーにすると、18番でもボギーを叩いてしまった。「アプローチ寄せきれなかったのがボギーになった要因だと思う」。

後半に入ると2番でボギー、3番パー3ではティショットでクラブ選択を悩んだ末に6番アイアンを手にし、グリーン左サイドのバンカーへ。「すごい左足下がりでアゴも高かったので、高さを出していきたかったんですけど、距離感の方を重視してしまったので。自分が思っているよりも高さが出なかった」と、2打目での脱出に失敗しダブルボギーを叩いてしまった。

この日は雨の予報が出ていたためにティボックスを前方に出していたホールがいくつかあった。宮里は「その分、上位はスコアを伸ばせている」と振り返りながら、この初日を悔やむ。「本当に調子はすごい良くて、それが必ずしもスコアに直結する訳ではないので、自分のやっていることを信じて明日も1日頑張りたい」。もどかしさを抱えながら、我慢の中でチャンスを窺い、2日目以降の挽回を狙う。