昨年2位の宮里美香「楽しみのほうが大きい」
米国女子ツアーのメジャー第2戦「ウェグマンズLPGA選手権」が、6月6日(木)にニューヨーク州にあるローキャストヒルCCで開幕する。昨年の大会で、メジャーでは2位タイと自己ベストでフィニッシュした宮里美香が、再びこの舞台を踏む。
大会前日の5日(水)、プロアマトーナメントに参加した宮里は「相変わらずいいセッティングだと思います。ラフはすごく伸びていて抜けにくく、グリーンも仕上がっていて、とても早いです」とコースの感触を確かめた。グリーン周りのラフは特に高く、「ティショットのフェアウェイキープ、グリーン周りのアプローチをしっかりパーセーブ出来るか、また100ヤード以内のアプローチがうまくいけば、スコアもまとめられると思う」と、18ホールのラウンドで、ひとつひとつ鍵となるポイントを整理した。
昨年の好成績でのフィニッシュにも、「上がってみたら2位だった。そこまで優勝争いしている感じでプレーしていなかったので、(今年は)だいぶ気が楽ではありますね」とプレッシャーはあまり感じていない。自身を“スロースターター”と認めるように、今季も「ピュアシルク バハマ LPGAクラシック」で4位タイ、先週の「ショップライトLPGAクラシック」では13位タイと、徐々に成績を上げ、「しっかりと自分のゴルフができてきている」と手応えを感じている。
「だんだん技術がメジャーでも試せているし、結果にも繋がっている」と、上位で戦えるレベルへの成長に自信を掴んだ今。「メジャーは厳しいセッティング中で、技術が試せるのがひとつだし、いままで教わってきたことをいかに試せるか。むしろ楽しみのほうが大きいですね」と期待さえある。メジャーの大舞台で「優勝をもう少しのところに感じられたことがうれしい」と語った日から約1年、今年はその頂点を狙う。