2013年 ホンダ LPGAタイランド

上田桃子、手応えとともに迎える新シーズン 海外に拠点も

2013/02/20 17:36
さまざまな変化の中で米ツアー6年目のシーズンを迎える上田桃子

昨年までと境遇が大きく変わった中で迎える、上田桃子の米国女子ツアー6年目のシーズン。日本ツアーのシード権を失ったことで、今年は自身初めての米ツアー専念の年となる。今年は1ヶ月前からタイに入って合宿を組み、「去年よりも体調は万全に整えられてきたと感じる。調子は100%じゃないけれど、思い通りのショットが打てたり、プラン通りに来ていると思います」と、納得の状態で今季初戦となる「ホンダLPGAタイランド」に臨む。

周囲の環境も変わった。江連忠ゴルフアカデミー所属当時に師事していた中島敏雅氏に、今年のオフから本格的にコーチを依頼。ここ2年近くは外国人コーチに指導を受けていたが、英語でのコミュニケーションや細かいフィーリングを伝える難しさを痛感した。「中島さんは自分のことをよく知ってくれているし、しっかりコミュニケーションも取れている。心地よくショット、パットが打てています」と表情も明るい。

クラブセッティングも、昨年からウエッジと11番ウッド以外を全てチェンジ。さらに、米ツアー専念の環境を整えるために、今年は初めて海外に拠点を構える予定だ。「まだ家は借りていませんが、一応ロスの方に。ある程度の目安はついています」。場所については宮里からもアドバイスをもらい、西海外に絞った。

いろいろな変化が取り巻く中で迎える2013年シーズン。「この5年間はアメリカで自分らしいプレーを確立できなかった。自分らしいプレーをすることが一番の目標。それさえできれば、技術的な手応えはあります」と言葉に力をこめた。(タイ・チョンブリ/塚田達也)

2013年 ホンダ LPGAタイランド