米国女子ツアー

ソレンスタムの飽くなき探究心

2002/10/08 09:00

先週、米国女子ツアー「サムスンワールドチャンピオンシップ」でシーズン9勝目を挙げたスウェーデンのアニカ・ソレンスタム。ツアー記録は、ミッキー・ライトのシーズン13勝というのがあるが、これに届く勢いを見せている。

ソレンスタムには「もう十分」ということがない。全てにおいて完璧を求めつづけているからだ。「サムスン」では平均飛距離(284ヤード)、パッティング数(108)の2部門で1位だった。この2部門で同時に好成績を残すのは稀である。なぜ彼女がそれほど優れているのだろうか。

アニカ・ソレンスタム
「小さい頃からたくさんボールを打つ練習をしてきました。しかしショートゲームは余り練習するほうではなかったのです。ショートゲームが上手くなければツアーでは戦えないので、今必至に練習しています。毎ラウンドの平均パーオン数は14ホールで、パーオンできない4ホールでパーをセーブできるのは50%(2回)。それを75%(3回)に引き上げたい。1ラウンドではたった1打の差だけど、4ラウンドだと4打の差になってしまう。しかも年間28試合戦うわけだから、そう考えるととんでもないストローク数を失うことになるでしょ?」

ソレンスタムの探究心には終わりがない。彼女の向こうを張るには、それなりの覚悟が必要だ。

Golfweek
By Golfweek Editor