アニカ・ソレンスタム独占インタビュー
米国男子ツアー『コロニアル』参戦でいま最も注目されている女性、アニカ・ソレンスタム。今回参戦を決めた理由やそのための準備などについて、じっくり単独インタビューを受けてもらった。
記者
「なぜコロニアルに決めたんですか?」
アニカ・ソレンスタム
「理由はいくつかあります。まずはスケジュールの面では昨年13勝していますので、数多くの大会のディフェンディング・チャンピオンという立場上、はずせない試合が多いんです。コロニアルの週であれば、米国女子ツアーとバッティングしないんですよ。2つ目の理由は開催コースが自分のプレースタイルに合う点です。フェアウェイが狭く、トリッキーなため、飛距離よりも正確性が問われるコースです。またグリーンも小さく、アイアンの冴えが必要となります。ショットの正確性が自分の武器だと信じているので、このコースを選んだわけです」
記者
「貴方は常に参戦するからには優勝を狙っていますが、コロニアルではどうですか?」
アニカ・ソレンスタム
「米国女子ツアー同様、同じ前向きな気持ちでティアップするつもりですよ。自分のベストを出し尽くすつもりでいきます。自分のベストをぶつけて、どこまで通用するのか、真剣勝負です。いざ試合が始まってしまえば、たったひとりの女性参戦者ということはもはや問題じゃなくなるんです。自分とボールとコースしかそこにはありませんから」
記者
「通常の米国女子ツアーのコースと比較して600~800ヤード総距離が長いことになりますが、どんな対策をとる予定ですか?とくに力を入れている練習などはありますか?」
アニカ・ソレンスタム
「長い距離のコースになれようとしています。でも大きな違いはロングアイアンでのグリーンアプローチが増えた点だけですね。普段なら9番アイアンで打つところが7番や6番に変わったくらいです。あとは米ツアーの男性陣と何度かプレーして、環境になれようとも思ってます。とにかく楽しみですし、やる気満々なんですよ」
記者
「とくに試合で一緒に回りたい選手はいますか?」
アニカ・ソレンスタム
「米ツアーの選手を尊敬しているし、誰と一緒になっても嬉しいですね。ニック・プライスがディフェンディング・チャンピオンですから、どうせなら最も注目を浴びるプライスと回りたいかしら」
記者
「緊張していますか?」
アニカ・ソレンスタム
「まだ大丈夫です。でもその時になればかなり緊張すると思いますよ」