2012年 全米女子オープン

美香、手ごたえと課題を胸に7位タイで終了

2012/07/09 09:33
最終日に崩れたが、日本勢では最上位となる7位タイで4日間を終えた宮里美香

首位に7打差、通算1アンダーの3位タイから「全米女子オープン」最終日のスタートを切った宮里美香は、前半からスコアを落とす苦しい展開を強いられ、2バーディ、2ボギー、2ダブルボギーの「76」。通算3オーバーの7位タイに後退して4日間を終えた。

今週の大舞台を前にして、メジャー第2戦「ウェグマンズLPGA選手権」を含む直近3試合でいずれもトップ3フィニッシュ。満を持して迎えた今週もトップ10圏内にとどまったが、「(自分のゴルフが)できた部分もあるし、できなかった部分もある」と納得の結果を掴むまでには至らなかった。

課題とするのは、「今週はほとんど決まっていなかった」というパッティング。「パット数で30を切るのが目標だけど、今週は4日間できなかった」。最終日も、前半5番でダボを叩いた直後の6番(パー3)では2mを外してボギー。ティショットを池に打ち込んだ17番(パー3)でも、2mを外してのダボ。グリーン上で流れを整えることができず、上位の背中は離れていった。

それでも、メジャー2試合連続で首位争いを経験し、今季序盤の不調にあえいでいた時期からは完全に脱却。「(手ごたえは)すごくある。どっちかと言えば、気持ちの面でだいぶ変わっている部分がある。ショットに対する自信も前よりだいぶ強くなっています」。この後のオープンウィークは拠点に置くフロリダに戻り、2週間後の「エビアンマスターズ」に出場予定。調整を重ねていったん仕切り直し、手に届きかけている米ツアー初勝利への再スタートを切る。

2012年 全米女子オープン