2012年 ウェグマンズLPGA選手権

藍、「74」にも満足の笑み

2012/06/09 09:34
昨日はアイアン、今日はドライバー。少しずつ課題はあるが、それでもこのスコアでまとめてくるのが宮里藍の実力を証明している。

「ウェグマンズLPGA選手権」2日目の宮里藍は、通算2アンダー4位タイからティオフ。2番でティショットを右ラフに入れると、クリーク越えは諦めて2打目をフェアウェイにレイアップ。そこから3mにつけるも決められず、ボギー先行となってしまう。

昨日よりも強い風が選手たちを苦しめたが、宮里も例外ではない。ドライバーがラフに捕まりボギーが増えていったが、「風というよりは、タイミングの問題」と、原因は自分の中に見いだしていた。

それでも11番(パー5)で10ヤード程のチップインバーディを決めると、続く12番でもバーディ奪取。結局2日目を3バーディ5ボギーの「74」、通算イーブンパーで終えた宮里は、「あれだけスクランブルして2オーバーで上がれたのは大きい。今日はパープレーが2アンダーくらいの感覚なので、2オーバーはイーブンくらいの気持ちです」と、納得の表情で振り返った。

「腕の力が入り過ぎてきた」と反省した宮里は、ホールアウト後は練習場でショットの調整を行った。仲の良い後輩、宮里美香が上位に絡み「うれしいし、とても刺激を受けます」という宮里だが、自身もまだ首位と3打差の12位タイ。好位置で決勝ラウンドへと駒を進めた。(ニューヨーク州ロチェスター/今岡涼太)

2012年 ウェグマンズLPGA選手権