2012年 RRドネリー LPGA ファウンダーズカップ

藍、タフなコースセッティングに警戒も「いい手ごたえ」

2012/03/15 11:33
ニューアイアンに良い手ごたえを感じているという宮里藍※写真はHSBC女子チャンピオンズ時(Scott Halleran/Getty Images)

15日(木)から開幕する、米国女子ツアー第4戦「RRドネリー LPGA ファウンダーズカップ」に出場の宮里藍がプロアマ戦に出場し、9Hをラウンドした。宮里はこの日、LPGA設立者の1人、シャーリー・スポークさんと同組でのラウンド。「84歳で、記憶力が凄い。まっすぐ打つし、テンポも一緒。LPGAを設立してくれた人と回れるとは思っていなかったので不思議なご縁を感じた。彼女たちがいなかったら、私は今ここにいない」と、この特別な機会に刺激を受けていた。

シンガポールで開催された「HSBC女子チャンピオンズ2012」後、帰国を2日遅らせるなど体調不良に悩まされた藍だったが、「リカバリーするのに時間もかかったりしたが、うまくトレーニングと練習のバランスを保ち、今日まで持ってこられた。ブレイクが2週間あってよかった」と胸をなで下ろした。

コースには今週の月曜日に入り、3日間ハーフラウンドをこなした宮里。「フェアウェイの狭いところがいくつかあって、ティショットのプレッシャーがかかるホールが多いかな。グリーンとフェアウェイが硬いから、午後は思ったより距離が出たし、ボールを止めるのが難しかった。イメージしていたよりタフなセッティングになるかも」と警戒心を強めるも、「新しいアイアンに替え、そこまでパーオン率は上がってないが、自分としてはいい手ごたえを感じている。今週末は風も吹くようだが、自分の中でうまくバランスを保っていれば大丈夫」と自信を覗かせた。

ここまでの2戦、2位、6位タイとシーズン序盤から優勝争いに加わる調子の良さを伺わせている。「今週は家から通えるからリラックスできる。それだけで十分リフレッシュ」と、精神的にも気負うことなく今大会に臨める環境が、自信を後押しする。

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