宮里藍「明日は自分のプレーに徹する」
2011/08/28 11:19
カナダにあるヒルズデイルG&CC で開催されている、「CN カナディアンオープン」の3日目に、2選手に並ばれるも首位タイをキープした宮里藍。「今日もあまり伸ばそうとせず、しっかりと自分のプレーをしようと思っていた。前半は良かったが、やはりパターが入らないホールが続くと入れたい気持ちが強くなって。それでもいいストロークは出来ていたので、こういう日だったのかなと。入っても入らなくても、その状況を楽しんで周れたのでよかった」と、この日のラウンドを振り返った。
この日は3バーディ、2ボギーで1ストローク伸ばすにとどまり我慢のゴルフを強いられた。中盤から終盤にかけ、バーディチャンスにつけるも、カップに蹴られる不運。「スピードもラインも合っているのに、たぶん昨日よりもグリーンが硬かったので、その分ちょっとバンピー(でこぼこ)だったのかなと。でも、そういう中でも自分のストロークに集中して最後まで出来たし、3パットもなく、よく我慢したと思う」と、状況を冷静に受け止め、セルフコントロールは完璧だった。
クリスティ・カー、チェ・ナヨン、申智愛と世界ランク上位に立つ選手が優勝争いに名乗りを挙げた3日目。「ポジションを落とさないのは大事だが、僅差にいろんな選手がいっぱいいるので、トップに立っているからといって全然優位には感じていない。でも、そういう状況だからこそ、自分のプレーに徹しないといけないと思う」とライバルたちの存在によって、自らの身を引き締める。
ショット、パットともに調子は上々、「コースマネジメントが一番の鍵」と話す宮里が、今季2つめのタイトル獲得に向け明日を迎える。