2011年 全米女子オープン

美香は動じずメジャー第3戦へ

2011/07/07 14:57
メジャーでの安定感が光る宮里美香。ホンワカした雰囲気のキャディバッグだが、すでに気分は試合モード

7日(木)に米コロラド州のブロードムーア(イーストコース)で開幕する「全米女子オープン」。今季の海外メジャー2戦でいずれもトップ10入りを果たしている宮里美香は、この女子ゴルファー世界一を決める舞台を前にしても自然体を貫いた。

4月の「クラフトナビスコチャンピオンシップ」で7位タイ、6月の「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」では8位タイと、いずれも今季の日本人最高位をマークしている。それでも「ウェグマンズ―」では「71」で回った最終日のラウンド直後「(伸ばしたスコアが)一つじゃもの足りない。これじゃ上に行けないです。4つか5つは確実に伸ばさないとベスト5には入れない」と喜びに浸ることなく、自分のプレーに厳しい採点を下した。

だからこそ今大会も「特に普段と違いはない。今やっていることを練習していた。今週は特にショートゲームが大事と分かっている。今回は家族も誰も来てないし、日本に電話もしてない」と気負うことなく、普段通りのプレーを心掛ける。

「ラフが深いし、結構ハード。チャレンジングなコース」と難易度の高いセッティングはもちろん気になる。しかし「順位は気にせず、自分のゴルフをすることが大事。今週は我慢。どこまで耐え切れるか」と“よそ見”はせずに目の前の一打だけに集中していく。

2011年 全米女子オープン