2011年 ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ

【有村智恵’s EYE】最終日をギャラリー観戦「良い勉強になりました」

2011/06/27 11:01
最終日はロープ外から試合観戦。貴重な機会を大きいに満喫した様子の有村智恵

「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」最終日、今大会に出場しながらも予選落ちを喫してしまった有村智恵が、練習と、まれな機会にしかできないトーナメント観戦をするために日曜日の会場に現れた。

有村が見たかったというポイントは、ヤニ・ツェンら上位で戦う選手のリズム、ルーティン、素振りでのイメージの出し方、それに攻め方など。早速、上田桃子のパッティングを見て、「桃子先輩、ルーティンを変えましたね。前は素振りを2回くらいしていたと思うけど」と、今は素振り無しでパッティングを行う上田の変化をすぐに指摘した。

その後も好プレーを続けていた宮里美香の組について、「ショットが振り切れていてテンポがいいし、その辺が今週の私と全然違う」と、選手ならではの視点を披露。また、「サンデーバック9はガンガン伸ばすイメージだったけど、上が見え隠れしていると伸び悩んでいるんだなと、自分とあまり変わらないんだなと思いました」と、他の選手を客観的に知ることもできた。

「ゴルフって本当にギャラリー目線と選手目線が違うんだってことが分かって、プロゴルファーとしても良い勉強になりました」と、短い時間でも多くのことを吸収した様子の有村。日本人選手を追う我々記者と別れ、「最終組とか後ろの方を見ながら帰ります」と元気にギャラリーの人混みの中へ消えていった。【NY州ロチェスター/今岡涼太】

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