2011年 ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ

美香、メジャー2戦連続トップ10にも「もの足りない」

2011/06/27 09:40
トップ10フィニッシュにも笑顔は少ない。目指すのはもっともっと上の方だ。

「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」最終日、首位のヤニ・ツェンと9打差の9位タイからスタートした宮里美香の心に課した目標は「最終日に伸ばすこと」。1番で幸先良くチップインバーディでスタートして、上位を目指した。

ショットは引き続き好調な宮里だが、なかなか好機を決められない。「良いショットもあったし、良いパーセーブもありました。だけど、パッティングがもう少し決まっていたら・・・。良い感じなんだけどあと数センチということが多かった」。結局この日は3バーディ2ボギーの「71」。一つスコアを伸ばして通算5アンダーの8位タイとし、メジャー大会2試合連続のトップ10入りを果たしたが、喜びに浸る様子は無い。

「一つじゃもの足りない。これじゃ上に行けないです。4つか5つは確実に伸ばさないとベスト5には入れない」。

優勝したヤニとの差は14打。「正直差は開いていると思うけど、私も思いきりやるしかない」。1歳年上の“友達”の活躍は、刺激にならないはずがない。「彼女(ヤニ)は優勝経験も豊富だけど、私にはそういう経験が足りないです」。

2週間後には再びメジャーの全米女子オープンが開催される。「もっとショートゲームが必要だと思うし、どれだけ耐えられるかが勝負。今週はバーディ合戦だったけど、まったく違うシチュエーションになると思うので、フロリダでショートゲームを中心に練習します」。今週の経験を糧にして、世界のトップを行く“友達”の背中を追いかける。【NY州ロチェスター/今岡涼太】

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