2011年 ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ

桃子、ボギーに負けず踏ん張って9位タイ!

2011/06/26 09:03
ザックジャパン?キャディのザック・オースチン氏とのコンビが好調な上田桃子

「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」3日目、通算3アンダーの10位タイからスタートした上田桃子だったが、出だしの1番は1.5mを外して3パットのボギー。最悪といえるスタートだった。

しかし、今週は気持ちを“レベル(平坦)に保つこと”を課題としている上田は、「切り替えて、切り替えて」前へ進む。3番でバーディを取り返し、6番でも2mを沈めてスコアを伸ばす。8番(パー5)では奥のピンを攻めるも、ウェッジがキャリーでオーバーして奥のラフまで行きボギーとして、「(気持ちが)ぶれそうになった」というが、次のティグラウンドでは「頭の中が真っ白な自分がいた」と再び集中を取り戻していた。

その要因と言えるのは、今年3月の「キア・クラシック」からタッグを組むキャディのザック・オースチン氏。「今までは英語が話せないと窮屈な感じがして、苦手意識があったけど、彼は私のペースに合わせて教えてくれる。今は(英語を)覚えたいと思える」と上田。

英語習得に対する意欲で、キャロウェイの米国人社長らとコミュニケーションを取るようになり、彼らのシンプルな英語のフレーズが心にすんなり入ってくるようになったという。「終わったことは終わったこと」「今を一生懸命プレーしろ」「私は私・・・」。

この日は5バーディ4ボギーの「71」。「ショットはまだ100%の調子じゃないけど、要所要所で良いショットがあったし、パターも決めたいところで決められた。風も強くて難しいコンディションだったけど、アンダーで回れて良かったです」。耐えてスコアを伸ばした上田は、通算4アンダーの9位タイで最終日を迎える。

「明日やることも同じで、気持ちをレベルに保つこと。彼(ザック)と一緒に自分のゴルフを作っていきたい」と、晴れやかに胸を張った。【NY州ロチェスター/今岡涼太】

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