この日もパットに苦しみ、美香は一歩後退
2011/06/25 10:19
「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」2日目、10番からスタートした宮里美香は、チャンスは決まらず、ピンチはしのぐという重苦しいゴルフでパーを積み重ねる。16番では8mほどのバーディパットがカップに沈むかに見えたが、飛び出してしまい、宮里は思わずグリーン上で膝をついた。
折り返した1番、2番と共にショットを1m強に寄せて連続バーディとし、そのまま伸ばしていきたいところだったが、続く3番でチャンスを外して流れを断ち切ってしまう。4番をボギーとすると、8番は1.5mのバーディパットを決められず、最終9番はアプローチを1mに寄せるもこれを外してボギーフィニッシュ。この日は2バーディ2ボギーとスコアを伸ばせず、通算イーブンパーの38位タイと前日から少し順位を落としてしまった。
「今日はほんとうにイライラしました」と宮里。「ショットは昨日よりぶれていたけど、本当にパットが入らなかったです」とため息をつく。「2日続けてこうなるのは、何かがあるということだと思う。昨日は練習できなかったので、しっかり練習したいです」と、修正点を探すのに懸命だ。
とはいえ、首位と8打差で決勝ラウンドに進出し、残り2日の内容次第では上位に食い込むことも可能。「パット、パット、パットと言い続けているからこうなるのかな・・・。入れたいけど、開き直ってゴルフをしようと思います」と、最後は自らに言い聞かせるように気持ちを切り替えていた。