2011年 サイベース・マッチプレー選手権

藍、初戦突破!「今までで一番タフな対戦」

2011/05/20 11:55
パク・ヒヨンを破って2回戦に進出した宮里藍(Chris Trotman/Getty Images)

米国女子ツアー第7戦「サイベース・マッチプレー選手権」が19日(木)、ニュージャージー州のハミルトンファームGCで開幕。初日は1回戦32試合が行われ、宮里藍は韓国のパク・ヒヨンを破って2回戦へ進んだ。

「今までで一番タフな対戦だった。もう1ホールいったらエネルギーが切れてしまったかも」。ラウンド後、宮里藍は大きく息をついた。

世界ランク34位のパクとの1回戦。出だしの1番でバーディを奪われ、1ダウンからのスタートとなった宮里は、初バーディを奪った4番でオールスクエアに戻すが、その後7番で再びダウン。その後は終始リードされる展開を強いられる。そして1ダウンで迎えた18番パー5。土壇場で宮里は第3打をピン奥1メートルにつけてバーディ。一方のパクは1.5メートルのバーディパットを外し、プレーオフに持ち込んだ。

1番ホールから再スタートしたサドンデス形式の“延長戦“。勝負を決めたのはこの日2度目の3番(パー3)だった。ユーティリティ(4番)で放ったティショットは、ピン手前7メートル。バーディパットは「結果的に強かった」というストロークながら、カップに吸い込まれた。「タフなマッチになるとは思っていたが、正直ここまでとは思っていなかった」。21ホールにわたる激闘を振り返った宮里の笑顔は疲労感と充実感でいっぱいだった。

第2日はハン・ヒー・ウォン(韓国)と対戦する。「明日以降も自分をしっかりコントロールすることが大事。相手に惑わされないようやりたい。今日これだけ緊張感のある1回戦を勝てたのは大きい」と自信を深めて2回戦を戦う。

一方もう一人の日本勢、宮里美香は昨年に続いて1回戦で敗退した。アレーナ・シャープ(カナダ)に序盤からリードを許し4&3。「前半がもったいなかった。でもそこまで悪いショットではなかったし、相手がいいゴルフをしていたというのと、自分がなかなかバーディパットを決められなかったというのがこの結果だと思う」と唇をかんだ。

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