初出場の馬場「楽しみながらプレーしたい」

明日4月1日（木）に開幕する米国女子ツアーメジャー初戦「クラフトナビスコチャンピオンシップ」には7人の日本勢が出場。その中で唯一の初出場となる馬場ゆかりは、国内ツアー開幕後からショットの不調が続き、先週の水曜日に早々に渡米。コーチが在住するロサンゼルスで練習を積み、日曜日にコース入りし練習ラウンドを重ねた。

「ショットの調子は徐々に良くなってきました」と、課題の復調に満足げな馬場。「大会の雰囲気はすごくいいし、コースもやりがいがある。自分に対して、またコースに対して挑戦できることがすごく楽しみです」と表情は明るい。

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震後、被災を免れた九州に在住する馬場は、「ゴルフをやっていることが申し訳なくて、心から楽しめなかった」と心境を明かす。メンタルコーチとも相談し、今週は「ゴルフを楽しむこと」をテーマに掲げているという。「もちろん、“日本のために”という気持もありますが、内容を重視して、楽しみながらプレーしたい。それでスコアが出ればよいですね」と、自らに言い聞かせように話し、気持を固めていた。