昨年9位の有村「今年が勝負」
2011/03/29 15:15
昨年の「クラフトナビスコチャンピオンシップ」で、海外メジャー自己ベストとなる単独9位。今年も、2年連続出場となる有村智恵に期待が寄せられる中、「去年はたまたまパットが噛み合ってくれたし、良いショットも打てていなかった。本当の実力が出るのは2回目、3回目だと思うし、今年が勝負だと思っています」と、気持ちを引き締めていた。
先週の24日(木)に現地入りし、翌日から2日間はコースの練習場で調整。27日に18ホール、今日28日に9ホールの練習ラウンドをこなした。この日はヤニ・ツェン(台湾)から「一緒に回ろう」と声をかけられ、練習ラウンドを共に。ヤニは昨年の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」に出場しており、開催地となった宮城県の被害状況についても訊ねてきたという。「ヤニとは震災の話が多かったです。他にも、日本ツアーに出ていた多くの選手が状況を聞いてきたり、気にかけてくれました」。
有村自身も、現在、海外にいることに対して心が割り切れていない部分も多い。「日本にいれば何か動けたりできるけど、ここでは何もできないし、心配が増えてくる。この4日間は、ずっとそんな感じ」。その上で、「世界で戦っている人たちは、みんなそんな気持を抱えながら頑張っているんだろうな、と思う。私も向き合いながら頑張りたいです」と、自らを奮い立たせていた。